昨日、岐阜県内にあるA型事業所の勉強会である「ぎふAネット(岐阜県就労継続支援A型事業所協議会)」に参加しました。この勉強会は、大垣に本社を置くNOTOカレッジの辻社長が、岐阜県内の事業所同士で情報交換の場を提供するために立ち上げられました。
前回の6月に開催された際には4つの事業所が参加していましたが、今回は15社もの事業所が参加しました。まず、各事業所が自己紹介を行い、その後は自由な意見交換の時間が設けられました。
今回の参加者の中で、3つの事業所が生産性要件をクリアしていましたが、他の事業所はまだ要件を満たしておらず、生産性向上に課題を抱えていることが共通していました。コロナの影響もあり、民間企業からの仕事の単価が厳しいものとなっており、利用者1人分の最低賃金を確保することも難しいといった意見もありました。
一方で、高い生産性を持つ事業所も存在し、例えば岐阜市にある岐阜就労支援センターさんは、利用者の中には時給1,800円を稼ぐ方もいるとのことでした。これは驚くべき金額ですが、指導方法や個々の努力によって実現できる結果であり、A型事業所においても仕事を工夫する余地があることを示唆しています。
一般企業と同じ条件で仕事を提供できることが重要であり、そのためには研究を行い、どのようにしてその仕事を実現するかを考えて実践する必要があります。
弊社も先月、動画制作を行うAdArch社のフランチャイズに参加し、今後はより高い生産性を持つ仕事に取り組んでいく予定です。
こうした勉強会を行うことでそれぞれがうまくいった事例などを発表して情報交流することでお互いにプラスの効果があるので、有益だと思います。もしご興味のある事業所様は参加されてみてはいかがでしょうか。